まぁ、そんなこんなで、1日の大半をこの椅子の上で過ごしてます。10年近く、来る日も来る日も使えばこうもなりますよね…。

　そろそろ限界です。座面の後ろの、通常、おしりが当らないような部分が局部的にすり切れているのは、ボクが椅子の上に正座をするからです。そこに、ちょうどボクの足の甲が当たるんです（笑）

　ボクは、塾の仕事って、結構「新しいものを生み出す」ウェイトが大きいと思っています。教え方にしても、教材にしても、「これを使ってこう教えれば絶対だ」というものはありません。去年の教え方が今年の生徒に通用することもありませんし、A君に通用するノウハウがB君にもそのまま通用するものでもありません。そういうわけで、ボクの仕事時間の大半は「あーでもない、こうでもない」と、もどかしい思案を繰り広げる「脳内活動」に充てられることになります。

　ずいぶん前の話ですが、そういう「考えることが仕事」である人とお話しする機会がありまして、「そんなこんなで、椅子の上で過ごす時間が長いでしょ〜。だから、椅子ぐらいはイイものをと思って…」と、ずいぶん高級な椅子をお持ちである理由を聞き、「なるほど〜」と思ったことがあります。ボクも、「この椅子がダメになった時には、高級椅子が買える身分になっていればイイなぁ…」なんて思っていたんですが、残念ながら、まだまだみたいですね（笑）。庶民イスで修行を積みます。近々、ちょっぴり今よりはグレードの高い庶民イスを買おうと思います。

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