伊良原小学校
撮影機材:Nikon FM2 with 50mm 1:1.8 / PROVIA 100F
伊良原小学校。「いらはら」と読む。先の市町村合併で誕生した「みやこ町」にある小さな小学校である。うちは廃墟マニアなサイトというわけではないので断る必要もないのかもしれないが、一応。これは廃校ではなく現存する小学校である。尾股と違い聖地ではない。間違っても土足で踏み入るような真似はしてはいけないのである。とは言えども、廃校になったあかつきには...。などとイケナイ妄想を抱いてしまう自分がいる。イヤイヤ、ダメだ。それじゃあ、ココの生徒に申し訳ない。うん。そういうことは廃校になってから考えることにしよう(笑)。
木造平屋建ての小さくかわいい小学校であり、非常に温かみのある印象的な校舎だった。校舎の正面に小さな運動場があり、片隅には遊具がぽつりぽつりと据え付けてある。何とも健全的な懐かしい学校である。子どもたちはのびのびと、昔ながらの良い教育を受けているはずだ。イジメや登校拒否などは遠い異国の噂話であるはずだ。そう思いたい。
思えば、ニッポンという国も大きく変わってしまった。いい方向への変化もあっただろうが、残念ながら、負の方向への変化の方が大きいような気がする。ボクらの子どもの世代、孫の世代のニッポンはいったいどんな国として存在するんだろうか? それより、その頃にもちゃんと存在し続けるのだろうか? 一抹の不安が胸を暗くする。
こういう小学校が当たり前で、こういう田舎が当たり前な、そんな時代にならないかなぁと、ホンキで願っている。うん、願っているのである。