こんなに簡単に撮れてしまっていいのだろうかと不安になるほど簡単に撮れる。OLYMPUS PEN E-P1の「アートフィルター」機能の話である。E-P1には「ポップアート」「ファンタジックフォーカス」「デイドリーム」「ライトトーン」「ラフモノクローム」「トイフォト」の計6種類のフィルターが内蔵されている。...と、フィルターと言えども、レンズの前にネジ込む光学フィルターではなく、カメラ内蔵の画像ソフトが勝手に画像処理してくれるわけである。うむ、いいような悪いような(笑)
以前...といっても、これはもう10年ほど前のことになるが、ISO1600のモノクロフィルムを増感現像して、ザラザラ感満載のモノクロ写真を撮っていた時期がある。EOS620は、ISO6400までセットできるので、深夜でも手持ちでサンポシャシンが撮れたわけである。そして、出来上がりはコントラストが強くザラザラな、まるで、非常に古い映画のワンシーンのような写真になる。EP-1でも同じようにISO6400にセットし、「ラフモノクローム」を試してみたら、何ともいい具合に写ってくれるではないか(でも、個人的にはもっとザラザラでもいいなぁ...)ホントにお手軽サンポマシンだ。しばらく楽しめそうだ。