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E-P1のダイナミックレンジは広いぞ!

[ Category : OLYMPUS PEN E-P1 ] 2010年05月12日 21:00
 「カラーリバーサル → リバーサルとCANON EOS 10Dを併用 → OLYMPUS PEN E-P1」という流れでE-P1にたどり着いたわけですが、最近、とても驚いたことがあります。E-P1って、ダイナミックレンジ1)が広いですね!

 リバーサル時代には、日差しが強い中で写真を撮ると、日陰は真っ黒につぶれてしまっていました。その感覚で「あー、つぶれる2)だろうなー」なんて思いつつ撮った写真の暗部に像を確認したときは、正直、かなり驚きました。

E-P1で撮ると…

ep5030618.jpg

 この写真は、実際にE-P1で撮影したものです。快晴の日に青空をバックにこういう被写体を撮った場合、明暗の差が大きすぎて、リバーサルフィルムではコンクリートが真っ黒に写ってしまうようなこともありました。

リバーサルで撮ると…

film5030618.jpg

 これは、説明用に加工したもので、実際にフィルムで撮影したものではありませんが、リバーサルフィルムで撮るとこんな感じになってしまい、失敗することが多かったものです。逆に、コンクリートの肌を適性露出にすると、今度は青空が白飛びしてしまうこともありました…。夏の撮影は、とにかく難しかったものです…。

E-P1のダイナミックレンジはどれくらい?

 このページによると、次のようになるそうです。

ダイナミックレンジ(ラチチュード)
E-P1 8絞り分3)
カラーネガフィルム 7絞り分
カラーリバーサルフィルム 5絞り分

 凄いですね。リバーサルからナント1.6倍もレンジが広くなっているんですね!こりゃ写るハズです。

Discussion

1) フィルムで言う「ラチチュード」と同意。明度の階層表現が可能な光量の幅を指す。肉眼よりも写真機のダイナミックレンジは狭いため、ある程度以上明るい場所は真っ白に、ある程度以上暗い場所は真っ黒に写ってしまう。
2) 真っ黒になること
3) ISO200時